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葬儀の種類(4)

宗教による葬儀の違いとして、今度は「キリスト教式」について見ていくことにしましょう。

「キリスト教式」とは、文字通りキリスト教の理念に基づいて行なわれるものです。

仏式のお焼香、神式の玉串奉奠に該当するものとしては「献花」があり、白い菊やカーネーションを参列者が1人ずつ受け取って献花台へと捧げていきます。

日本においてはキリスト教式も一般的とは言えませんから、何も知らずに参列した場合には戸惑ってしまうこともあることでしょう。

以下に「献花」の方法をご紹介していきますので、いざという時のご参考になさってください。

1)自分の順番が回ってきたら、ご遺族に一礼する。

2)花を左手で上から掴むようにして受け取る。

この際、右手に花、左手に茎がくるようにすること。

3)花を両手で持った状態で、献花台まで進む。

4)茎を献花台のほうへ向け、そっと花を添えて祈る。

5)司会者、ご遺族に一礼し、元の位置へと戻る。

なお、お祈りについてですが、カトリックでは十字を切りますが、プロテスタントでは十字を切りません。

また、その他のキリスト教派生の宗派や宗教については、細かなルールやしきたりがありますので、詳細については周りの方に尋ねておく必要があります。

......いかがでしょうか?「献花」の流れをご覧になって、どことなく神教の「玉串奉奠」に似ているところがあると思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。

例え宗教が違っていても、死者を悼む「思い」や、それに伴う「儀式」には、相通じるものがあると言えそうです。

キリスト教の葬儀には、他にも仏教や神教のお葬式と異なる点がたくさんあります。

その中でも、特に注意していただきたいのが「供花」についてです。

日本における一般的な葬儀の場合、供花には名札を付けるのが通常ですが、キリスト教式の葬儀の場合には、名札は付けません。

もし、付いていても外してしまうことになりますので、ご了承ください。

なぜなら、キリスト教の葬儀において供花とは「霊前に供える花」ではなく「装飾」や「ご遺族への慰め」という意味があるためです。

ただし、供花の扱いについてはケースバイケースといったところで、名札の代わりにカードを添えて贈る方がいらっしゃれば、最初から供花を辞退されるご遺族もいらっしゃいます。

キリスト教式の場合には、供花の手配をする前に、ご遺族やその関係者に一言相談されたほうが賢明と言えるでしょう。

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