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東京で行なわれた葬儀の事例(3)

東京で行なわれた葬儀の事例として、今度は「社葬」について見ていくことにしましょう。

社葬は、会社が主催者となって行なわれる葬儀ですから、葬儀にかかる費用の大部分は会社側の負担となり、ご遺族の負担はごく一部で済むのが大きなメリットです。

しかしながら、詳細については会社側とご遺族側とが充分に話し合い、理解し合った上で葬儀を実行する必要がありますので、双方の信頼関係がキーポイントになると言えます。

例えば、Eさんの社葬は、東京の都心にある有名な葬儀場を2日間貸し切って行なわれたそうです。

1日目は、ご家族や親族中心の密葬で、外部の方の立ち入りを完全にシャットアウトした状態で実施されました。

故人について語り合うお食事の時間を大切にしたいというご遺族の希望があったため、昼食はお弁当ではなく、固形燃料で温め直して食べられるお料理を中心にセレクトし、大変ご好評を頂いたのだとか。

2日目の告別式では、多くの方々が参列にいらっしゃり、全員に返礼品を用意するのは難しかったため、お香典を頂いた方にのみお礼の品を渡す形となりました。

ご遺族曰く「華美な演出を避けたのは、故人の遺志を反映してのことでした。

1日目は密葬という形で、親族のみが集まって故人を偲ぶことができ、本当に良かったです」とのこと。

社葬というと豪華なイメージがありますが、こういった故人の思いを最優先して行なわれるしめやかな社葬も、独特な温かい雰囲気に包まれるものです。

さて、同じく東京で社葬を開催した例としては、Fさんの葬儀があります。

Fさんの社葬は夏の盛りに行なわれたため、冷たいお茶と扇子を用意し、参列者に手渡されました。

お寺での葬儀ということもあり、炎天下の中で待機したり、歩いて移動したりといった時間が長く、この心遣いはとても好評だったとのことです。

海外支店に勤務している社員など、社葬当日に足を運ぶことのできない社員も多数いらっしゃったため、事前に葬儀会社の方が支店へ出向き、小さめの祭壇をセッティングするといった工夫もなされました。

ご遺族曰く「暑い中わざわざ駆けつけてくださった多くの皆さんに、お茶と扇子をご用意するというのは、葬儀会社の方のアイデアあってのことでした。

これには大変喜ばれ、私共も救われる思いがしました。

海外の支店にも祭壇が設置されたことで、故人はより多くの方々に偲ばれながら旅立つことができたと思います」とのこと。

「参列者や故人を偲ぶ多くの方々への気遣い」こそ、葬儀を成功させる一番の秘訣と言えるのかもしれませんね。

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